中学生のテスト勉強において、ノートを活用することは、非常に有効な手段となります。
中学生の勉強に使っているノートを見ると、だいたい、成績がどのくらいなのかということが、わかります。
勉強ができない・苦手な子どもと、勉強が得意な子どもでは、ノートの使い方が、まったく違います。
それでは、テスト勉強の仕方において、ノートをどのように使用するのが良いのでしょうか。
そこで、ここでは、中学生の定期テスト勉強の仕方において、ノートを活用する方法について、くわしく見ていきたいと思います。
定期テスト勉強の仕方において、ノートを利用するのが良い理由とは?
中学生の中には、そもそも、テスト勉強や普段の勉強において、ノートを使わないという子どももいます。
テキストに書き込んでいるとか、メモ用紙に計算しているとか、暗記は書かずにしているとか、そのような子どもも多くいます。
中学生が、定期テストの勉強をするにあたって、ノートを利用するほうが良い理由とは何でしょうか。
「ノートにやりなさい」と言っても、なかなか、やってくれない子どももいますが、以下のような理由から、ノートを利用した方が良いです。
- 自分がやったものが形として残る
- 問題集などを繰り返し解くことができる
- 書くことによるメリットがある
それぞれについて、くわしく見ていきたいと思います。
自分がやったものが形として残る
テキストでももちろん、形として残りますが、ノートに勉強をしていくと、これまでに学習したノートがどんどんたまっていきます。
振り返ったときに、これだけ学習してきたということを感じて、モチベーションを上げることが可能です。
また、ノートを振り返ることで、過去の学習内容の復習を行うこともできます。
問題集などを繰り返し解くことができる
問題集やテキストに書き込んでしまうと、「間違えた問題も、赤で書いて終わり」ということになってしまいます。
しかし、ノートに解いていると、間違えたものについては、繰り返し解き直し、完璧な理解にまですることができます。
時間が経ってからでも、繰り返し学習することが可能です。
書くことによるメリットがある
手を動かすことは、脳への良い刺激になります。
指や手を使って作業をしていると、年を取った際にも認知症などになりいくいと言われています。
このように、脳への良い刺激になることは、科学的にも明らかです。
教科書やテキストなどを眺めているだけでなく、手を動かすことは、暗記の際にも有効な手段となります。
このように、テスト勉強をする際には、ノートを利用したほうがメリットがあります。
それでは、これらのメリットを活かし、ノートを利用して、どのようなテスト勉強の仕方をするのが良いのでしょうか。
定期テスト勉強の仕方において、どのようにノートを活用するのが良い?
定期テスト勉強の仕方に関して、ノートを使用した方法をご紹介いたします。
しかし、ここでは、「〇大生のノート術」といったような画期的な方法は紹介いたしません。
なぜなら、そのような方法というのは、現在、ノートを正しく使えていないような、中学生の子どもたちにとっては、あまりにもハードルが高いからです。
確かに、そのようなものは、魅力的であり、劇的な効果があるかもしれません。
しかし、勉強が得意ではなかったり、正しく行えていない子どもたちにとっては、簡単にすぐにできるようなものでなければいけません。
また、面倒くさくて、継続できないことでも意味がありません。
そのため、ここでは、誰でもすぐにできるような当たり前のことしか、お伝えいたしません。
しかし、確実に成果を出すことができ、意識次第で、継続可能なものとなります。
ノートを利用した定期テストの勉強の仕方は以下となります。
- 計算の過程や途中式を細かく書く
- 書いて暗記に取り組む
- 間違えた問題は繰り返し解く
それぞれについて、くわしく見ていきたいと思います。
計算の過程や途中式を細かく書く
小学生の問題ならまだしも、中学生の計算問題においては、途中式など計算の過程を正しく書いて解くことが重要です。
それも、メモみたいに、雑な計算式を書くのではなく、丁寧に式を書いて解くことが重要です。
そのためには、ノートに書く必要があります。
計算が苦手なのであれば、出来る限り、途中式は、不必要なくらいに丁寧に書くのが良いです。
計算が苦手な子どもは、面倒くさがって、途中式を省略しがちです。
しかし、省略するから、計算の過程で間違えてしまうのです。
そうすると、結局、もう一度、解き直すことなるので、そっちのほうがよっぽど面倒くさいですよね。
途中式を丁寧すぎるくらいに書く習慣が身に付けば、計算力は絶対に上がります。
計算力が上がれば、数学の成績は確実に上がります。
書いて暗記に取り組む
簡単に覚えられる方法があれば、それは、のどから手が出るほど、手に入れたいですが、そのようなものはありません。
これも、計算同様、遠回りに思えるかもしれませんが、書いて覚えることが一番です。
そのためには、自分で覚えられているか、ノートにテストをしてみて、覚えられていないものは、繰り返し、ノートに練習するのが良いです。
勉強の大半は、暗記によって成り立っているので、書いて暗記を行う習慣は、確実に成績アップにつながります。
間違えた問題は繰り返し解く
問題集やテキストに書き込まずに、ノートに解くことのメリットで一番大きなものは、繰り返し解くことができることです。
書き込んでしまえば、一度やって終わりとなってしまいます。
しかし、繰り返し解くことができれば、苦手なものや一度間違えてしまったものも、理解が完璧になるまで、解き直すことができます。
塾や家庭教師の不要な、ノートを利用した理想の勉強の仕方は以下となります。
- 学校の課題のワークを普段からコツコツと授業の復習として、ノートに解きます。
- 間違えた問題は、問題の番号に「しるし」などを付けておき、時間が経ったときに、間違えたものだけを再度、解き直します。
- 定期テスト時には、ワークなどは提出する必要があるので、再度、テスト勉強として、書き込みで解き直します。
普段からこれだけのことがしっかりとできていれば、塾に通わなくても、8割から9割くらいの点数は取れるはずなのです。
ノートを活用したテスト勉強の仕方で点数アップ!
このように、ごく当たり前の勉強方法なのですが、当たり前だからこそ、継続可能であり、成果に結びつけることが可能となります。
逆に言うと、学力の高い子ども、成績の良い子どもは、当たり前にこのようなことを実践しているのです。
高度な勉強方法などは、魅力的に感じるかもしれませんが、まず、学校の定期テストで良い点数を取りたいというのであれば、当たり前のことを実行することが重要です。
中学校の定期テストに出題される内容というのは、学校の授業で扱った内容・教科書に記載されている内容がほとんどなのです。
そのため、それらの内容を確実に理解し、定着させるような勉強を行うことがテストで良い点数を取り、成績アップへつなげる方法となるのです。
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