中学生においては、定期テストで良い点数を取ることは非常に重要です。
高校入試において、内申点というのは、当日の学力検査と合わせて、入試の合否判定に用いられるからです。
そのため、普段から、定期テストにおいて、しっかりと良い点数を取れるように勉強を行うことが必要となります。
勉強においては、計画というのは非常に重要となります。
そのため、中学生は、普段からテスト勉強を行う際に、計画表を使ったほうが良いのでしょうか。
そこで、ここでは、中学生のテスト勉強に計画表は必要なのかどうかについて、くわしく見ていきたいと思います。
目次
中学生のテスト勉強に計画表は必要ない?
結論から言いますと、中学生がテスト勉強を行う際には、計画表は必要ありません。
その理由は、計画を立てる時間がムダだからです。
また、せっかく計画表を作っても、その通りに勉強を行うことは、不可能に近いからです。
不快に感じたらすいません^^;
中学校の先生や、塾の先生、中学生のお子様をお持ちの保護者の方は、子どもたちに、「計画を立てなさい」「計画表を作りなさい」などと言うかもしれません。
しかし、本当に、立てた計画の通り、テスト勉強を行うことは可能でしょうか。
1日単位で言いますと、その日に、「どの教科の何の単元をする」「何のテキストの何ページから何ページをする」などを決めたとしても、その通りにこなせるでしょうか。
やらなければいけないのはわかっていても、その日、その時間に気分が乗らないこともありませんか。
それだったら、違う教科の違う内容をやったほうが気分が乗るということもあるはずです。
私も、「このタイトルでこの内容のブログを書こう」「今日は2記事投稿しよう」などと決めても、どうにも気分が乗らないことがあります。
そのようなときは、違う記事を書いたり、違う仕事をしたりします。
1日単位でもこのようになってしまうので、そうすると、1週間の計画や1ヶ月の計画など、簡単に立てられるはずも、その通り実行できるはずもないのではないでしょうか。
もちろん、計画を立てて、毎日、その通りに実行し、良い成果に結び付けられる子どももいるかもしれません。
しかし、それは、ごく少数派ではないかと思います。
普段、計画的に勉強することが難しい中学生が、いきなり、日ごとの計画表を作っても、その通り実行することが難しく計画倒れになる可能性が高いのではないでしょうか。
そうすると、計画通り実行できない→計画は守らなくても良い→うやむやになる→勉強しないのような悪循環にもなってしまいかねません(-_-;)
やる気になって計画的に取り組むためのものが、逆に、やる気を奪ってしまいやらなくなってしまうためのものになってしまっては、本末転倒です。
そうは言っても、計画を立てずに、やみくもに勉強するというのでは、効率良くは勉強できません。
それでは、どのように計画を立てるのが良いのでしょうか。
中学生が定期テスト勉強をする際には、どのように計画を立てるのが良い?
それでは、細かい計画表を使用するのは、良くないということであれば、定期テストに向けてどのように勉強をしていくのが良いのでしょうか。
何も計画を立てなければ、それはそれで、「勉強しない」「時間だけで過ぎてしまいテスト前に焦ってしまう」などと言ったことにもなりかねません。
しかし、実現できなさそうな複雑なものでも良くありません。
そのため、計画を立てるためのポイントは以下となります。
そして、具体的にこの計画を考えると以下のようになります。
- 定期テストまでに提出物を終わらせる
- 英数など直前で成果の出にくいものを早めに一通り学習しておく
- テスト前に暗記系に時間を充てられるようにしておく
それぞれについて、くわしく見ていきたいと思います。
定期テストまでに提出物を終わらせる
定期テストに向けた、中学生の勉強の計画のうち、最も重要なのは、提出物を終わらせることです。
これができていないため、テスト前に、提出物を仕上げることに時間を費やすことになり、テスト勉強をする時間が取れなくなってしまいます。
そうすると、計画性がないということになります。
そのため、次回のテストに向けては、「計画表を作り、計画的に勉強しなさい」と言われてしまうことになります。
そして、1日ごとの綿密な計画表を作ることになります。
しかし、そのようなものを実際にこなせるはずはなく…。
という悪循環になってしまうのです(´;ω;`)
ですので、まず、テストに向けた勉強の計画として、最初に目指すべきなのは、提出物を普段からコツコツと仕上げ、テスト前にする必要がないようにすることです。
このことは、普段からの復習にもなるので、最も簡単で成果の出る復習・勉強方法となります。
英数など直前で成果の出にくいものを早めに一通り学習しておく
また、中学生の勉強というのは、大きく分けると、暗記系と過去の学習内容が積みあがっていくものに分けられます。
このうち、暗記系であれば、直前の勉強だけでもある程度の点数を取ることは可能となります。
そのため、テスト前に、暗記系に力を注ぐことができるように、直前だけでは成果に結びつきにくいものに、普段から取り組んでおくことが重要となります。
ですので、英語、数学、国語などは、普段から復習を行う、課題などの提出物に取り組むなどといったことが必要となります。
このように、ある程度、教科や内容によって、学習時期をズラすといった計画を、大まかにイメージしておくと良いでしょう。
テスト前に暗記系に時間を充てられるようにしておく
上記で述べたように、直前には、暗記の要素の強い教科に時間を充てられるようにしておくことが重要です。
そのようにしておくことで、直前でも成果の出やすい、暗記系の教科に時間と力を注ぐことが可能となります。
細かい計画表に基づく計画ではなくても、このような計画の立て方であれば、細かすぎず、実現可能であり、意欲をなくさないものになるのではないでしょうか。
まずは、テスト前に提出物や課題を慌ててするという習慣をなくすところから始めましょう!
意味のない計画表は時間と労力のムダ?
このように、計画を立てるのであれば、現実的に実行できそうではないでしょうか。
たまに聞く話では、塾などでは、非常に綿密なスケジュールを立てさせられるところもあるようです。
実際に生徒に見せてもらったこともあるのですが、「その計画表を書くのにどれくらいの時間がかかったんだろうか(^^;」と思うような内容でした。
「だったら、その時間、勉強したらいいのに…」などと思っってしまいませんか。
塾や勉強のツールなどで、非常に魅力的に見えるものもあるかもしれません。
しかし、自己満足になっては意味がありません。
また、計画的に勉強できない子どもが、新たなツールや計画表を使って勉強するといった、新しい習慣をさらに増やすことは困難だと思います。
そのため、繰り返しますが、まずは、課題や提出物を直前にしなくて良いように、普段からコツコツ仕上げる習慣を身に付けましょう。
その週に学習した分を、翌週に持ち越さないだけでも、圧倒的に、結果は変わります!