テスト勉強に計画表は必要ない?中学生の定期テストに向けた取り組み

中学生においては、定期テストで良い点数を取ることは非常に重要です。

高校入試において、内申点というのは、当日の学力検査と合わせて、入試の合否判定に用いられるからです。

ですので、普段から、定期テストにおいて、しっかりと良い点数を取れるように勉強を行うことが必要となります。

そのためには、テスト勉強のための計画というのは非常に重要となります。

計画を立てるためには、普段からテスト勉強のための計画表を使ったほうが良いのでしょうか。

そこで、ここでは、テスト勉強に計画表は必要なのかどうかについて、詳しく見ていきたいと思います。

[quads id=1]

テスト勉強に計画表は必要ない?

結論から言いますと、テスト勉強を行う際には、計画表は必要ありません。

なぜなら、計画表を作る時間がムダだからです。

また、せっかく計画表を作っても、その通りに勉強を行うことは、不可能に近いからです。

不快に感じたらすいません。

しかし、特に、中学生では計画表を作ってテスト勉強するのは困難でしょう。

中学校の先生や、塾の先生、中学生の保護者の方は、子どもに、「計画を立てなさい」「計画表を作りなさい」などと言うかもしれません。

しかし、本当に、作った計画表の通り、テスト勉強を行うことは可能でしょうか。

1日単位で言いますと、「どの教科の何の単元をする」「何のテキストの何ページから何ページをする」などを決めたとしても、その通りにこなせるでしょうか。

やらなければいけないのはわかっていても、その日、その時間に気分が乗らないこともありませんか。

それだったら、違う教科の違う内容をやったほうが気分が乗るということもあるはずです。

1日単位でもこのようになってしまいます。

そうすると、1週間の計画や1ヶ月の計画など、簡単に立てられるはずも、その通り実行できるはずもないのではないでしょうか。

もちろん、計画を立てて、毎日、その通りに実行し、良い成果に結び付けられる子どももいるかもしれません。

しかし、それは、ごく少数派ではないかと思います。

普段、計画的に勉強することが難しいのに、日単位の計画表を作っても、その通り実行することが難しく、計画倒れになる可能性が高いのではないでしょうか。

そうすると、以下のような悪循環になります。

  1. 計画通り実行できない
  2. 計画は守らなくても良い
  3. うやむやになる
  4. 勉強しない

やる気になって計画的に取り組むためのものが、逆に、やる気を奪ってしまいやらなくなってしまうためのものになってしまっては、本末転倒です。

そうは言っても、計画を立てずに、やみくもに勉強するというのでは、効率良くは勉強できません。

テスト勉強には計画表は必要ありません。

しかし、計画を立てて勉強することは重要です。それでは、どのように計画を立てるのが良いのでしょうか。

[quads id=1]

定期テスト勉強はどのように計画を立てるのが良い?

テスト勉強の計画は、「細かすぎず、実現可能であり、意欲をなくさない」ように立てるのがポイントです。

具体的には以下のようになります。

  • 定期テストまでに提出物を終わらせる
  • 英数など直前で成果の出にくいものを早めに一通り学習しておく
  • テスト前に暗記系に時間を充てられるようにしておく

それぞれについて、詳しく見ていきたいと思います。

定期テストまでに提出物を終わらせる

中学生の場合、定期テストに向けた勉強の計画のうち最も重要なのは、提出物を終わらせることです。

これができていないと、テスト前に、提出物を仕上げることに時間を費やすことになります。

そうすると、テスト勉強をする時間が取れなくなってしまいます。

すなわち、計画性がないということになりますね。

そのため、次回のテストに向けては、「計画表を作り、計画的に勉強しなさい」と言われてしまうことになります。

そして、1日ごとの綿密な計画表を作ることになります。

しかし、そのようなものを実際にこなせるはずはなく…。

という悪循環になってしまうのです。

ですので、まず、テストに向けた勉強の計画として、最初に目指すべきなのは、提出物を普段からコツコツと仕上げ、テスト前にする必要がないようにすることです。

このことは、普段からの復習にもなるので、最も簡単で成果の出る復習・勉強方法となります。

英数など直前で成果の出にくいものを早めに一通り学習しておく

勉強というのは、大きく分けると、暗記系と過去の学習内容が積みあがっていくものに分けられます。

このうち、暗記系であれば、直前の勉強だけでもある程度の点数を取ることは可能となります。

そのため、テスト前に、暗記系に力を注ぐことができるように、直前だけでは成果に結びつきにくいものに、普段から取り組んでおくことが重要となります。

ですので、英語、数学、国語などは、普段から復習を行う、課題などの提出物に取り組むなどといったことが必要となります。

このように、ある程度、教科や内容によって、学習時期をズラすといった計画を、大まかにイメージしておくと良いでしょう。

テスト前に暗記系に時間を充てられるようにしておく

上記で述べたように、直前には、暗記の要素の強い教科に時間を充てられるようにしておくことが重要です。

そのようにしておくことで、直前でも成果の出やすい、暗記系の教科に時間と力を注ぐことが可能となります。

まずは、テスト前に提出物や課題を慌ててするという習慣をなくすところから始めましょう!

細かい計画表に基づかなくても、このような計画の立て方であれば、細かすぎず、実現可能であり、意欲をなくさないものになります。

では、細かい計画表じゃなく、大まかな計画を立てるのも難しい場合はどうすれば良いでしょうか。

[quads id=1]

大まかな計画を立てて勉強するのも難しい場合は?

大まかな計画を立て、自己管理できるというのは、大人でも非常に難しいです。

そのため、子どもには、塾や家庭教師というものがあるわけです。

計画を立てて勉強するのが難しい場合には、オンライン家庭教師を検討するのも良いかもしれません。