内申点が足りない場合は志望校を下げる?成績を上げるのは難しいのか

中学校の二者懇談・三者懇談の際に、志望校に対して内申点が足りないと言われることがあります。

できれば志望校は下げたくないところですが、不合格になってしまうことのほうが、よっぽど怖いですよね。

内申点だけで、入試の合格・不合格が決まるわけではありませんが、内申点が足りない場合には、志望校を下げる方が良いのでしょうか。

志望校は下げたくないけれど、不合格にもなりたくないという、非常に大きな悩みを抱えることとなります。

高校入試までの残された時間の中で、内申点を少しでも上げる方法や、内申点をカバーできるだけの学力を身に付けられれば、志望校を下げずに済むかもしれません。

そこで、ここでは、志望校に対して、内申点が足りない場合はどうすれば良いのかについて、くわしく見ていきたいと思います。

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志望校に対して、内申点が足りない場合の考え方

内申点というのは、入試当日の学力検査と合わせて、入試の合否判定の判断材料となるものです。

そして、多くの都道府県や入試制度では、中学校3年間の内申点が成績に含まれることが多いです。

そのため、そもそも、中学3年生になってからの進路相談の際に、内申点が足りないと言われているということは、中1・中2の成績も含めて、内申点が足りない可能性が高いです。

また、内申点が足りないということは、学力的(偏差値)にも、受験校に見合っていないという可能性も高いのではないでしょうか。

そこで、このような場合には、まず、しっかりと自分自身で考えることが重要です。

家族で話し合った志望校なのであれば、家族で話し合うことが重要でしょう。

  • 本当に、その志望校に行きたいのか
  • その学校に行きたい理由はなんなのか
  • その学校に行くことで得られるものは何なのか
  • 他の学校に行くことでは満たされないのか

上記のような内容を、しっかりと考えたり、話し合ったりしたうえでも、どうしても、その志望校に行きたいというのであれば、残された時間に全力でできることをするのが良いでしょう。

そうでなければ、志望校をワンランク下げるのも1つの手段です。

しかし、そうはいっても、安易に志望校を下げるのはオススメしません。

成績が足りないから、志望校を下げるというような結論を出すと、「ワンランク下の高校なら行けるし」といったような考えになり、勉強をしなくなってしまいがちです。

そうすると、ワンランク下の高校合格も怪しくなってしまいかねません。

これは、受験生あるあるなので、注意が必要です。

モチベーションと学力は大きく影響します。

もし、どうしても、志望校に向けて頑張りたいという気持ちがあるのであれば、今からでもできることを全力で行いましょう。

内申点が足りない場合でもできることの内容を、具体的に見ていきたいと思います。

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志望校に対して、内申点が足りない場合にするべきこと

上記の内容を踏まえると、中3になってからでは、内申点を上げるのは、困難なことのように思えます。

しかし、志望校を下げたくない、どうしても合格したいという気持ちがあるのであれば、残された時間に最大限できることを行いましょう。

そのためには、以下のようなことが重要となります。

  • 授業態度・提出物・テストに力を入れ、少しでも内申点を上げる
  • 内申点をカバーできるだけの学力を身に付ける
  • 不合格の際に、納得できるすべり止めを選ぶ
  • 万が一の場合でも納得できるだけの努力をする

それぞれについて、くわしく見ていきたいと思います。

授業態度・提出物・テストに力を入れ、少しでも内申点を上げる

中3からでは、内申点は上がりにくいと言いましたが、そうは言っても、少しでも内申点が上がるように、全力で行動することが重要です。

内申点は、定期テストなどのテストの点数だけの評価ではありません。

そのためには、授業態度や提出物といった、工夫や努力だけで、好印象を与えられるものは、やれるだけやっておきます。

過剰だと思われるくらいのアピールをしても良いでしょう。

マイナスに働くことはありません。

また、もちろんですが、テストの点数が上がるように、テストに向けた勉強も必要となります。

当然、定期テストの勉強は、学力の向上にもつながります。

内申点をカバーできるだけの学力を身に付ける

現状において、内申点が足りないのは事実です。

ただし、入試の結果は、内申点と当日の学力検査の結果で総合判断されます。

まずは、「内申点が足りないから、どうせ受からない」などとネガティブにならないことが重要です。

「内申点が足りなくても、合格できるだけの学力がある」と思えるように勉強することが重要です。

塾に通う、家庭教師をつけるなど、最大限できることを利用するのも1つの手段です。

ただし、自分自身の努力というのが最も重要であることを忘れてはいけません。

好きなことややりたいことをする時間もできる限り削って、毎日、自分が必要だと思う量と内容を計画的にこなすことが求められます。

不合格の際に、納得できるすべり止めを選ぶ

不合格のことを考えるのは良くありません。

しかし、現実的に、可能性はありますので、万が一、不合格の場合にも、納得できる進学先を選ぶことが重要です。

よく、「第一志望の公立しかいきたくないから、滑り止めの私立は見学に行っていない」などという子どもがいます。

このようなことになると、万が一の場合に、非常に後悔することになりかねません。

万が一の場合でも納得できるだけの努力をする

最後に最も重要なのは、万が一、不合格の場合にも、悔いのないだけの努力をすることが重要です。

もし、不合格の場合に、「自分の努力が足りなかったから、やっぱり落ちた」と思ってしまうような努力では、後悔しか残らないでしょう。

しっかりとやり切っていれば、万が一、不合格の場合でも、その努力や経験は、次のステップにおいて、必ず活きてくるものなのです。

万が一、不合格の場合というのは、中学生にとっては、非常に大きな挫折ともなります。

多くの中学生にとっては、人生での初めての大きな失敗となります。

どれだけ覚悟して望んでも、不合格の場合には、たいていの中学生は、涙することとなります。

そのため、できる限り、「やり切った!万が一の選択肢も最良のものを選んだ!」と思えるようにしておいてほしいと思います。

高校入試の失敗は、大きな出来事に思えるかもしれませんが、高校は最終学歴ではない人の方が多いです。

次の大学入試もあります。

人生は、高校入試だけでは、何も決まりません。

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内申点が足りない場合にも最大限の努力を!

ちなみに、私自身は、公立高校に不合格となり、滑り止めの私立高校へ進学することになりました。

私に関しては、あきらかに努力不足で、後悔することが非常に多かったです。

しかし、不合格になったことは、その後の人生では大きく活かされることとなりました。

次のステップである、大学進学においての受験勉強では、非常に活かされることになりました。

また、勉強ができなかったため、できない子どもの気持ちが理解できます。

そのことは、学習塾などの教育機関で働く際には、非常に役に立っています。

また、このように、ブログを通じて、経験や知識、情報をお伝えすることもできます。

努力というのは、その瞬間には、報われないこともあるかもしれません。

そうすると、自分はダメなんだという気持ちになるかもしれません。

しかし、そのように思わず、いつも前を向いて進み続ければ、その積み重ねは、いつか、必ず役に立つ日が来るのです。